お釈迦様の手のひら

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屋久島北部の志戸子地区に津森という地名がある。その意味からしても「津」(港)と「森」が混然一体となった土地である。志戸子の津森は500メートル四方の湾になっていて、年中波が穏やかだという。昔はこの湾には藻があふれ、イソモン(磯のもの)がたくさんいて、志戸子の若者の遊び場であった。また、春先には藻場に産卵するトビウオ漁が盛んであった。藻場が消え、海岸は砂に埋まっていて、昔の面影がなくなってしまった、とは案内してくれた竹之内秀彦さんのお話である。県道から100メートルの断崖下にあるので、陸側からはその姿を見ることはできない。なんとか、この津森湾の再生はできないものか?
  1. 宮薗隆夫

     津森の湾の地形がどうなのか分かりませんが、海岸が砂に埋まるのは山からの土砂によるのも
    一つの要因ではと思います。
    5月に山の中を歩いていた時、ほんの小さな沢が崩れて砂が流れた跡が見られました。
    小さな小さな沢ですが全部となるとかなりの量になるのでは。
     それよりも、今年の夏の暑さがこれからもずっと続くとなると、地球の植生が変わってしまい
    孫、ひ孫の時代には屋久杉の森も見られなくなってしまうのではと心配です。
    宮薗