NHK日本の百低山「太忠岳」への疑問
NHKの番組に「日本百低山」という企画があります。その中で、屋久島の太忠岳が紹介されていました。しかし、気になったことがあります。それは、岳詣りへの誤解です。番組では「屋久島では古来、海岸の砂をとって山に登り、シャクナゲを持って下山するという「岳参り」という風習がある」とされていますが、形式的に岳詣りをとら...
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NHKの番組に「日本百低山」という企画があります。その中で、屋久島の太忠岳が紹介されていました。しかし、気になったことがあります。それは、岳詣りへの誤解です。番組では「屋久島では古来、海岸の砂をとって山に登り、シャクナゲを持って下山するという「岳参り」という風習がある」とされていますが、形式的に岳詣りをとら...
パッションフルーツを育てるために棚を作ったのが2022年。苗を4本植えたが、年5回も肥料をやったせいか、枯れた。パッションフルーツの棚に「革命」が起きた。ヤマモモの木の枝を落とし、従来の棚をつなげた拡張棚を作った。棚の面積が2倍近く増えた。さらに、台所の前の面だった棚を、立方体に拡張した。 2023年再び苗...
わが家の庭先の川にウミガメが棲みついている。海からそう遠くなく、満ち潮の時には海水が流れてくる。しきりに川藻を食べているので、アオウミガメのようです。数分おきに呼吸のために水面に顔を出してくる。今日はタイミングよく、カメの撮影ができた。一湊港にも、アオウミガメが棲みついているとか。こうした閉鎖海域には天敵の...
重久さんは、屋久島でのトビウオ漁を語る際重要な人物だ。昭和40年代に入ると、沿岸に産卵するトビウオを獲る時期トビ漁は廃れ、屋久島でのトビウオ漁は転機を迎えた。そんな苦境を救ったのは、重久さんのお父さん、おじさんら与論島出身者であった。彼らは故郷与論でのサバニという小型船での漁の経験を活かし、沖合を回流する沖...
2021年に刊行した『アブラヤシ農園開発と土地紛争――インドネシア、スマトラ島のフィールドワーク』(法政大学出版会)への書評が、京大東南研の『東南アジア研究』61巻2号に掲載されました。一部誤読の箇所もありますが、丁寧な書評をしていただきました。評者は、水野広祐京大名誉教授です。最後に英訳を薦められています...
屋久島の沿岸にはヤコウガイが今でもたくさん採れます。夜光貝と表記するので、夜光る貝と思いがちですが、夜発光はしません。磨けば光沢が出る貝です。宮之浦のある居酒屋に展示されているヤコウガイ。左は半分磨いたもの、真ん中は全部磨いたもの、右はまだ磨いていないもの。夜光貝は古来ヤクガイといっていたが、屋久島の夜久(...
講演会のお知らせ テーマ:「屋久島の海の森:藻場のこれまでとこれから」 講師:寺田竜太氏(鹿児島大学大学院連合農学研究科教授、研究科長) 期日:2023年11月18日(土)午後2時~4時 会場:屋久島町役場議会棟会議室 主催:屋久島持続的資源利用研究会(代表中島成久法政大学名誉教授) 後援:屋久島町・屋久島...
屋久島北部の志戸子地区に津森という地名がある。その意味からしても「津」(港)と「森」が混然一体となった土地である。志戸子の津森は500メートル四方の湾になっていて、年中波が穏やかだという。昔はこの湾には藻があふれ、イソモン(磯のもの)がたくさんいて、志戸子の若者の遊び場であった。また、春先には藻場に産卵する...
1964年に書き下ろされた小松左京の『復活の日』は、コロナ禍の現代を予言したとして再注目されている。NHKの「アナザーストーリー」で取り上げられたので、文庫本(1975年刊)を読み直してみた。何よりも、小松左京がこのSFを書いた1960年代前半には、いまでは常識となっているウイルスの性質について一部の専門家...
道端で死にかけていたオニヤンマ。60年前には、屋久島でもギンヤンマもオニヤンマもたくさん見かけた。でもその後、農薬を使い始めたためであろうか、人里ではとんと見かけなくなった。もう飛べなくなくなっていたが、草むらにそっと置いてやりました。カエルの餌になるでしょうか。