薩摩硫黄島
屋久島と薩摩半島との間に位置する火山島。平安時代僧俊寛が流された島として知られる。しかし、最近ではこの島は、今から7200年前に破局的噴火を起こした鬼界カルデラの外輪山であることが判明した。それ以前屋久島と薩摩半島との間には現在の屋久島に匹敵する海底火山が存在していたが、この時の大爆発で消失した。同時に、南九州全域に火砕流が到達し、当時この地域に住んでいた縄文人を絶滅させた。約1万年に一回あるといわれる破局的噴火だが、数万年もするとまた大噴火する可能性はある。海底には巨大なカルデラが形成中であることが判明した。
この記事へのコメントはありません。